ホビット 竜に奪われた王国

The Hobbit: The Desolation of Smaug.

★★★
2013年/161分 #ピータージャクソン

ガンダルフが冒険の指揮者で指導者。ドワーフの王国エレボールはスマウグにより略奪された。彼はブリー村の「躍る仔馬亭」でドワーフ王の子孫トーリンに故郷奪回を説得し、忍びの者として竜が臭いを知らないホビット族のビルボを選んだ。魔法使いがホビットとドワーフ13人を従え冒険の旅に出る物語。スマウグは残忍で狡猾な化物、巨大な体躯ながら俊敏に旋回する。吹替えを担当したカンバーパッチは身体全体で竜を表現した。

因縁の話。ビルボは山中で巨大熊に遭遇、一行はある家屋に避難するが実は家主が巨大熊。彼は変身種族「皮を変える者」の生残者ビヨルン。彼との会話は熊では不能も人では可能、一行が助けを求めるとオークによる一族惨殺の過去を吐露し受諾。差別問題に一石を投じる。

回避の話。ガンダルフはネクロマンサーの出現から闇の力を察知、ラダガストの助力で解明に乗り出すがオークの襲撃を受け実体化を始めたサウロンの俘虜となる。ビルボ一行はエレボール行の途中で巨大蜘蛛の囚徒となるがレゴラスとタウリエルから救出されエルフ王スランドゥイルに引渡される。王は財宝奪還を解放条件として提示するがトーリンは捕虜の道を選ぶ。両者を助ける者こそLOTRへの架け橋となる。

禁断の話。逃亡した一行は弓の名手バルドに助けを求めた。彼は竜を討伐し損ねた国主ギリオンの子孫だが竜討伐では町で唯一の反対者となる。タウリエルはキーリと運命的な出会いを果たしエルフ追放を覚悟して出陣、手負いの彼をオーク襲撃から護り王の草で治療する。独自解釈の挿話が作品に彩りを与える。

戦略の話。エレボールは財宝の山、ビルボは単身アーケン石を捜索するが、スマウグを覚醒させてしまう。両者の会話は見所となる騙し合いの応酬戦。ドワーフが合流し竜と本格的に一戦を交えるが全く歯が立たない。トーリンが溶鉱炉の黄金で凝固を図る奇策に出るが失敗、スマウグは民に本当の恐怖を見せてやると王国から飛翔した。

3スジ4ヌケ4ドウサ2テイジ4コノミ

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