ビリーブ 未来への大逆転

On the Basis of Sex

★★
2018年/120分 ミミレダー

最高裁判事のルースベイダーギンズバーグが弁護士時代に史上初の男女平等裁判に挑んだ実話。主題は性に基づいて感じ、理由を考え、信念に基づき行動する事。

優先の話。50年代の米国女性は大学入学すら困難であった。その中でルースはハーバード大に入学するが、学長主宰パーティーでは入学理由を馬鹿にされ、授業では挙手しても無視、逆に就職した夫に同行する為、ハーバードからコロンビア大へ移籍を申告するも優秀な人材流出を恐れた学長からは渋られる。更に両大学を主席で卒業するが弁護士事務所からも門前払い。個人より名誉が優先された愚かな時代。

家族の話。夫は妻を信じて男性の介護控除不認可の判例を紹介し契機のみを与えた。当時の社会は法廷での女性の権利は無いに等しい状態であったが娘は心無い男からの暴言にも怯まずに反論、この対応で彼女は女性が権利主張出来る時代を知る。家族は彼女を間接的にサポートした。

不諦の話。弁護士経験のないルースは弁護人として不認可事件を控訴。後に相手側から和解金$1の申し入れも被害者と対話し賠償金全額請求と差別凡例明記を突き付ける。裁判では100年間の差別判決を負の遺産とする事、未来の子供達の為に差別認可の前例を残す事を主張し勝率0%の裁判に勝訴した。諦めない美学がここにある。

夫婦の話。現在リースはトランプを批判するリベラル派の代表。全米でJFK同様、RBGのイニシャルで通用する偉人。女性の権利獲得で戦い続けた彼女は数多くのノベルティが発売されている英雄。マーティンは弁護士ながら料理や育児を担った常識を覆す夫。二人のチームは個々の役割を正しく理解している。

2スジ2ヌケ2ドウサ1テイジ2コノミ

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