The Lord of the Rings: The Two Towers
★★★★★
2002年/223分 #ピータージャクソン #ファンタジー
ゴラムは人を蝕む情動､赦しは操作を暗喩する。情動は人に対し暴れも諌めもする。ビルボやフロドは情動に寄添い操作する事で邪神返礼の権利を得た。
塚人の話。ゴラムは死体に憑依し生者を塚に引摺り込む悪霊の化身。フロドは重荷の理解者故にサムの反対を押切り道案内を赦すがゴラムの中で良心スメアゴルと悪心ゴラムが形成､悪心が勝ち殺害強奪を決意する。別人格場面は見所。
均衡の話。仲間の分断が数の均衡を生む。ホビットは2名2組､他種族は4名1組。ホビットにゴラムが加わり均衡は崩壊する。アラゴルン一行も調和を乱すがファンゴルンで白の魔法使いが再来し均衡は保たれる。
ローハンの話。ベオウルフがベースの古英語を操る勇者達。セオデンはグリマの妖術で我を失うが白の魔法で復活を果たす。エオウェンは87歳に恋する剣を持つ乙女､勇ましく美しい。
覚悟の話。エルフは邪神を恐れ裂け谷を捨て不死の国へ旅立つ決意をする。しかしアルウェンは永遠の生命を犠牲に残留を決め馳男へ永遠の愛を誓う。父の説得も覚悟は揺るぎない。愛は全てを越える。
決戦の話。敗戦ムードの中､最初にハルディア軍､次にガンダルフ､最後にエオメル部隊が登場､大逆転勝利を挙げる。同時進行でメリーとピピンもエントを先導しサルマンの拠点オルサンクを壊滅させる。畳み掛ける展開は感涙必至。観客は戦いに参加し勝利を味わう。
5スジ5ヌケ4ドウサ4テイジ5コノミ
